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平成23年第3回定例会(9月議会)

■ランド坂地区住民の安全と生命を守る避難通路と避難場所の設置に関する陳情

 鈴木の判断 ⇒ ×(不採択)

≪理由≫
 陳情項目は表題の通り、谷戸地形で山津波発生危険がある同地区住民が、避難場所とし指定されている第七小学校方面、下流に逃げるのでは背後から山津波に襲われるので、上方側へ逃げる避難路と避難場所を設置して欲しい。という内容でした。

 同地は確かに周囲を急峻な崖地形に囲まれているため、崖崩れ等の恐れがあることは間違いありません。事実、同地の西隣りの谷戸では昭和50年代に水が出たことも記録されています。
 不動産購入というのは一般的には人生で最も大きな買い物と言われ、同地住民の方々は崖地形に囲まれていることはある程度考慮した上で同地を購入されたことだと思います。ですが確かに下流部に避難所(七小)があるというのは防災上おかしな話です。下流より安全であろう上方に避難場所を求めることには大いに理解できます。
 しかし、この谷戸地形は両側だけでなく上方部である奥側(ランド坂のヘアピンカーブ)は、さらに急峻な崖となっており、ここ自体が崩れる恐れがあります。「上方に」といっても三方が崖に囲まれてしまっている、こうなると他に逃げ道を求めるしかありません。

 現在、これを解消するに最適な避難路として、下流でも上方でもなく「横」に逃げられるトンネル道路の建設が南山開発の一環として計画されています。これが完成すれば同地住民にとって、危険な下流にも、崩れる恐れがある上方でもない、安心安全の避難路ができることになります。


同地の状況概略図 (国土地理院地図閲覧サービスより)
赤矢印=過去に鉄砲水が発生した場所
グリーン線=急峻な崖地形
オレンジ色=ランド坂地区にある住居区域
青色点線=トンネル工事予定箇所
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 …しかし、陳情書を隅から隅まで読むと、陳情理由3・4ではトンネル工事の一部にかかる工作物建設について(文面から察するに建設差し止め要望か?)があり、これでは陳情で求めているはずの安全な避難路を「作らない」という全く逆の陳情内容になってしまいます。本来の陳情趣旨と矛盾した理由が記述されているため賛成できない、というのが不採択とした主な理由です。
 「安全と生命を守る避難通路と避難場所の設置」自体は大いに理解でき、推進すべきことであるため一刻も早い安全なトンネル工事の着手と、山上の避難所となる南山小学校の整備を要望してまいります。また、盛り土に関しても専門家を交えた工事設計を求めています。

 陳情を採択すれば、議会は書かれている内容の全てを了承することになります。何故わざわざ陳情趣旨と違う理由を入れて、本来の目的と矛盾した内容にしてしまったのか、今後はこの背景にあるものを理解していかなければならないと思いました。



ランド坂上(ヘアピンカーブ最上部)より同地付近を撮影/2011年9月

(2011.10/1)

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