令和5年第1回定例会(3月議会)



  • ■第2号陳情
    庁舎における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金を自粛するよう求める陳情

  • 鈴木の判断 ➾ 採択


    3/10の総務委員会にて 賛成4反対2にて採択 。3/29本会議にて 再度審議され賛成14反対6にて結審 。

    賛成14名:北浜・中山・坂田・池田・角田・川村・梶浦(新政会)、市瀬・つのじ・佐藤(公明党)、鈴木・中田(起風会)、岩佐・榎本(改革稲城の会
    反対6名:岡田・田島・山岸(日本共産党)、村上・武田・いそむら(市民クラブ

    《判断について》※討論抜粋

    この陳情は、市庁舎内での職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛を求めると共に、議員から職員に心理的圧力かけないことを求めるものであります。
    まず明確にしておきたいのは、市議会議員は一般的に市職員よりも優位な立場にある、という事実です。
    その一方で、その優位な立場にある議員から政党機関紙の購読を勧誘された際、断る自由があったかどうか、心理的圧力があったかどうかを、委員会の場で確認することは非常に困難だと考えます。委員会で行政に発言を求める、という行為は、いじめっ子のいる前でいじめられた子に「いじめられたか?」と聞くようなものです。正しい証言が得られるとは思えません。
    また心理的圧力を感じたかどうかは、職員の側が決めることであって、議員の側が決める事ではありません。議員側が「圧力はかけてない」と言ったところで、無罪放免となるわけではありません。
    そのような理由から、私は心理的圧力をかけたのかどうかを議論することは無意味だと思います。
    その代わりに私が主張したいのは、優位的な立場にいる議員であればこそ、職員や市民に誤解を与えないように、自らを律して行動すべきではないか、ということです。庁舎内の市民から見える場所で勧誘・配達・集金を行っていれば、市民や他の職員からは「(強い立場の)議員が(弱い立場の)職員に政党機関紙を売りつけている」と受け取るのではないでしょうか?強制をしていないと主張するのであれば、そのような誤解を与えないように、庁舎外で勧誘を行い、郵送で自宅に配達、自動引き落としで集金すればいいと思います。そうすれば何の問題もありません。
    まさに古いことわざにあるとおり、「李下(りか)に冠(かんむり)を正さず」です。すももの木の下で冠を直すような、他人から疑われかねない行動は慎まなくてはなりません。
    以上の理由から、第 2 号陳情「庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金を自粛するよう求める陳情」については、、市民や他の職員に疑われるような行動は慎むべきとの判断から、賛成とさせていただきます。


    追記:
    私の想いは上述の通り同志・中田議員に託して大いに戦っていただきました!
    陳情内容は「日本共産党の市議らが市役所内で新聞・赤旗を市職員に買わせているのはやめた方が良い」というもの。
    そんな活動してはいけないのは至極当たり前のことですが、残念ながら稲城市職員よりも立場的に強い議員側からの勧誘であるため断れない状況と判明。
    当事者たる日本共産党・山岸議員は当然に反対討論を行ない、我が起風会・中田議員が賛成討論(その直後に山岸議員から不規則発言有り)、そして次に、何故か市民クラブ/生活者ネットワーク・村上議員が反対討論を行なったのは至極残念でした。

    …「市役所内での政党機関紙営業・配達・集金活動を止めろ」という当たり前の事に反対するとは…。別に個人宅とか、屋外でやり取りすれば何も問題無いのに、何故に庁舎内、さらには一般人が入れないカウンターの向こう側でやりたいのか、意味不明です。
    ヤクルトさんや生命保険営業等は庁舎内での販売営業をしていますが、あれは職員の福利になるから許可されているもの、しかも一般企業。
    思想信教は自由だが、議員は議員という立場をもっと理解し、政党活動は然るべき場所でやった方が良いかと。
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